小学校入学にあたって新たに用意するものといえば、まずは何よりランドセル! 親にとっても子にとっても、いよいよ1年生になるという実感が湧いてくる学用品ですね。
おじいちゃんとおばあちゃんからランドセルをプレゼントしてもらった♪ うちの子も春からいよいよ小学生になるんだなぁ・・・
我が子がランドセルを背負う姿を見るとなんだか感動しちゃうよね♪
今はいろんな色やデザインがあるから、自分のランドセルってすぐにわかって安心だね
ん~、でも1年生は交通安全のカバー付けたりするから、やっぱランドセルにもちゃんと名前はつけておいたほうがいいよ!
えっ、ランドセルって名前書くもの?
うん、名前はあったほうがいい。でも気をつけたほうがいいこともあるの。ポイントを教えておくね~!
もくじ
ランドセルに名前を書く必要ってあるの?
小学校に持っていくものには名前付けが必要
小学校の入学前説明会などで、学校に持っていくものにはすべて名前をつけておくよう求められるケースが多いでしょう。
小学生になったとはいえ、1年生ぐらいの子どもの集中力や判断力は、まだまだ低い場合が多いです。
クラスには30~40人の子がいて、みんなが同じような学用品を学校に持ってくるのだから、名前がついていないとどれが自分の持ち物なのかわからなくなってしまうこともあります。
一つひとつの持ち物にしっかり名前がついていることで、子どもは「これは自分のもの!」とすぐにわかります。
また、ほかの子や先生、取り違えて持ち帰った場合には相手の保護者の方などが見たときにも、誰も持ち物なのかがわかるので安心なのです。
ランドセルにも名前をつけましょう
うーん・・・学校に持っていくものに名前をつけるのはわかるけど、ランドセルに名前つける必要あるのかなあ? 子どもとはいえ自分のランドセルはさすがに間違えないんじゃない??
なんて思われた方もいるかもしれませんね。
たしかに、最近のランドセルは色やデザインの種類が豊富。
子どもは自分が好きな色のランドセルを買ってもらうことが多いでしょうし、1年生でも自分のものはわかりそうです。
とはいえ、たまたま同じクラスに同じような色のよく似たランドセルを持っている子がいることもあるかもしれません。
また、うっかりどこかに置き忘れてしまうことだって、ないとは言い切れません。
大人目線だと「まさかそんなこと・・・」と思うような、ランドセルの取り違えや忘れ物といったことは、小学校の低学年ぐらいだと意外と少なくないものです。
そんなときに、ランドセル自体にも名前がついていればやっぱり安心です。
また万が一登下校中に子どもが迷子になったり交通事故にあったりした場合などに、大人がランドセルの記名を見て名前を確認することもできます。
万一の事態に備える意味でも、ランドセルにはきちんと名前をつけておくことをおすすめします。
ランドセルの名前付けは見えないところに!
ランドセルに名前を書くことは大切だと言いましたが、名前をつける場所には注意が必要です。
ランドセルは子どもが通学時に身に着けるものだからこそ、防犯の視点を意識することが大切なんです。
名前を呼びかけて子どもを誘う犯罪は多い!
子どもが通学時に背負っているランドセルの外側から見えるところに名前が書いてあると、その子の名前がすぐにわかってしまいます。
悪意を持つ人に、子どもの名前を簡単に知られてしまうような名前の付け方は問題です。
不審者が子どもに声をかけて誘うといった事案は全国で多数発生しており、子どもの名前を呼んで話しかけるケースも少なくありません。
知らない大人に話しかけられると子どもは警戒しますが、自分の名前を呼ばれると、
「知っている人だったかな?」
「お父さんやお母さんの知っている人かも?」
などと感じて、つい警戒心が緩んでしまうこともあります。
子どもが知らない大人に気を許して犯罪に巻き込まれたりすることのないよう、こうした事案には十分に注意する必要があります。
ランドセルの外側から確認できる場所には、名前をつけないようにしましょう。
最近は学校からも、ランドセルの名前は外から見えないところに書くよう指導されるケースが多くなっています。
どこに名前をつければいい?
ここからは、具体的にランドセルのどこにどんなふうに名前をつけている人が多いのかを見ていきましょう。
名前カードに記入
ランドセルに名前をつける場所として一般的なのは、内側の名前カードに記入する方法です。
ほとんどのランドセルには、ふたをめくった内側に、名札を入れるための透明なポケットが作られていて、名前を書くためのカードが付いています。
この名前カードに記入して所定のポケットに入れておくという形は、ランドセルへのスマートでわかりやすい名前つけ方法だと言えるでしょう。
ふたの内側に名前つけ
カードは取り出せるものだから、ランドセル自体にも名前をつけておきたいなという場合は、ランドセルのふたをめくった内側に名前つけをするという方法もあります。
この場合は油性マジックなどで直接記入することもできますが、お名前シールやお名前スタンプを活用するのもおすすめです。
ネームプレート・ネームタグ
金属やプラスチックなどでできた、ぶら下げるタイプのネームプレートやネームタグをランドセルにつけるという方法もあります。
このような場合も、外側から見えないように、ふたをめくった内側につけるようにしましょう。
外側にはマークなどをつけるのもおすすめ
ランドセルは、外側から見えない場所に名前つけをするのが基本です。
でも、名前つけには本来「子ども自身が自分の持ち物だということを確認できるようにする」という目的もあります。
内側にしか名前がついていないと、パッと見たときに自分のランドセルだということがわかりづらい場合もあるかもしれません。
先ほどからお伝えしているとおり防犯上、名前はランドセルの外側に書かない方がよいです。
ランドセルの外側にはシールなどちょっとした目印をつけておくのがおすすめ。
わかりやすい目印をつけておけば、子どもも自分のランドセルをすぐに見分けられるはずです。
ランドセルに書く名前はひらがな?漢字?
小学校入学準備の名前付けでは、フルネームをひらがなで書くのが基本です。
持ち物に漢字で名前が書いてあると、子ども本人は読めたとしても、クラスのほかの子が読めないことがあるからです。
消耗品や低学年の間しか使わなそうな教材などはよいですが、6年生まで使う予定のランドセルだと、「ひらがなで書いていいのかな?」とちょっと迷ってしまいますよね。
でもやっぱり、せっかく名前を書くなら1年生のお友達も読めるかたちがよいので、やはり入学時はひらがなで書くのが基本です。
ランドセルに付属している名前カードは、両面に欄が印刷されている場合などもあります。
このようなカードなら、高学年になったときに反対側の面を使って改めて漢字で名前をつけるのもよいでしょう。
両面に対応していない場合でも、裏面を使用したり、別の紙カードを作ったりして、漢字の名前につけかえることができます。
お名前シールならはがしたり、上から重ねたりするかたちで、高学年になったときに改めて漢字で表記した名前をつけることもできますよ。
ランドセルの名前カードに住所や血液型も書くべき?
ランドセルについている名前カードには、名前のほかに住所や血液型を書く欄が設けられているケースが多いです。
記入欄があると、住所や血液型も書いたほうがよいのかなと迷ってしまいますよね。
住所などについては、学校で記入するように指定されている場合は書くべきですが、特に指定がないなら、書いても書かなくても問題ありません。
先輩ママたちにも、「書いた」という人と「書いていない」という人、どちらも見られます。
- 万一の事故にあった場合などのために記入した
- 名前以外の個人情報をあまり書きたくないので記入しなかった
など、考え方もさまざま。
血液型については調べていないというケースもあるでしょうし、万が一の事故などで輸血が必要になったとしても、自己申告の血液型を信じて血液検査をしないということはありません。
空欄にしておいても問題はないといえるでしょう。
ランドセルへの名前付けに♪おすすめお名前グッズ
ランドセルへの名前つけの場合、名前カードに記入するなら手書きでよいと思われるかもしれません。
でも、入学準備ではランドセル以外にも名前付けしなければならないものがいっぱい!
この機会にお名前シールやお名前スタンプを用意して、入学準備の名前つけ全般に活用するのがおすすめです。
ここからは、ランドセルの名前付けにおすすめなお名前グッズをご紹介します♪
お名前防水シール
防水ラミネート加工の丈夫なお名前シールです。
内側に名前付けするとはいえ、毎日の登下校に使うものだから雨で多少濡れることなども考えて、防水タイプを選んでおけば安心です。
丈夫で汚れにも強いので、ランドセルのふたの内側などに貼るのにもおすすめです♪
お名前スタンプ《名前つけ応援セット》
入学準備の名前付けにぴったりな、お名前スタンプ&お名前シールのセットです。
スタンプは布や紙、金属、プラスチックなどさまざまな素材に使えます。
ランドセルの名前カードにもきれいに名前付けできますよ♪
本当によく使うサイズを厳選したセットになっているので、入学準備で重宝します。
防水シールも付いているので、名前付けするものに合わせてスタンプとシールを使い分けられて便利です。
防犯を意識しつつ、ランドセルにもしっかり名前を♪
ランドセルに名前を書くべき理由と、名前のつけ方と注意点、ランドセルの名前付けにおすすめなお名前グッズなどをご紹介しました。
ランドセルは6年間にわたって長く使う予定のものです。
防犯対策を意識しつつ、子どもが愛着を持って大切に使えるよう丁寧にしっかりと名前をつけてあげてくださいね。
横浜国立大学教育学部卒業、ライター歴20年のフリーライター&エディター。
企業ライター・編集者として約19年勤務した後、2020年よりフリーランスとして活動しています。
お名前グッズの使い勝手や品質については、しっかり確認! 実際に使ってみたうえでの正直な感想を書くよう心がけています。
私生活ではかわいいものと気の利いたもの、おいしいものが大好きな新米主婦。日々の暮らしを楽しくスマートに過ごすべく試行錯誤中♪