小学校の入学準備では、学校で使うさまざまな学用品や教材を買い揃えたうえで、すべてのものに名前付けをする必要があります。
なかには小学生ならではの独特なアイテムもあって、名前付けの場所や方法に迷ってしまうことも多いですよね。
体育や運動会で使う「赤白帽」も、どこにどうやって名前をつけたらいいか迷いがちな学用品の一つです。
赤白帽買ってきた~! ええと、これも名前をつけなきゃだよね・・・? どこにどんな感じで名前つけたらいいのかなぁ??
赤白帽ね、私も最初は迷ったよ~。左耳の横あたりに名前付けしたよ!
ふむふむ、耳の横かぁ。やっぱ赤い面と白い面、両方に名前つけたほうがいいのかなぁ? 布に直接マジックとかで書いていいの?
うーん、マジックで書いてもいいけど、にじまないよう気をつけたほうがいいかも・・・。赤白帽の名前つけで私が気をつけてることとか、おすすめの名前つけの仕方を教えておこうか?
聞きたーい! よろしくお願いします♪
もくじ
赤白帽の名前はどこに書けばいい?
赤白帽といえばリバーシブル。赤を外側にしてかぶる場合と、白を外側にしてかぶる場合があります。
学校で明確に「赤白帽はここにこうやって名前をつけてください」と指定があればよいですが、特に決まりがない場合、
どこにどうやって名前をつけたらいいのかな? 赤いほうと白いほうどっちにつけるのかな? それとも両方かな・・・? 名前は直接書くのかなぁ??
なんて迷ってしまいますよね。
先輩ママたちには赤白帽のどこにどういう形で名前を入れているのか、主な例を確認していきましょう。
赤と白どちらに名前を入れたらいい?
まずは、意外と迷ってしまう人が多い「赤い面と白い面、どちらに名前をつけたらいい?」という問題について。
これについては、「白だけ派」「赤だけ派」「両面派」どのパターンも見られます。
パターン①白い面に名前つけ
黒マジックやスタンプなどで布に直接名前を入れる場合、やはり赤い生地よりは白い生地のほうがはっきりとわかりやすくなります。
赤白帽はクラス全員が似たようなものを持つことになるので、1年生にも見やすくわかりやすいところに名前が入っていることで取り違えが起こりにくくなるはずです。
パターン②赤い面に名前つけ
白地の名札を縫い付けるなどの場合は、赤い面につけるほうがより名前が目立ってわかりやすくなります。
子どもが赤組で赤い面を表にしてかぶることが多そうな場合などは、赤い面に名前つけしたというママが多いです。
パターン③両面に名前つけ
手間が2倍になりますが、わかりやすさという点では赤い面と白い面、両方に名前が入っているのが一番安心です。
学校からの指定で「赤白帽は両方の面に名前をつける」と決められている場合も多く見られます。
名前をつける位置は?
どちらの面につけるかも気になりますが、具体的にどの位置に名前をつけるかについてもちょっと考えてしまいますよね。
商品によっては、あらかじめ名前を記入する欄(ラベル)が縫い付けられている赤白帽もあります。この場合、左右どちらかの耳の上あたりに名前欄が作られているケースが多いです。
特に名前欄がない場合も、これにならってどちらかの耳の上あたりに名前付けする例が多くなっています。
赤白帽はゴム入りで、頭の後ろ側にギャザーが入る形になっているものが多いので、両サイドが名前つけしやすい場所だといえるでしょう。
また、防犯の観点から赤白帽のつばに大きく名前を書くことは避けたほうがいいとされています。
赤白帽に名前をつける方法は?
赤白帽に名前をつける方法としては、
- マジックで布やラベルに直接手書き
- アイロン接着で名札ラベルをつける
- 名札ラベルを縫い付ける
などの方法があります。
ここからは、それぞれの方法で名前付けする場合の注意点を確認していきましょう♪
赤白帽にマジックで名前を書くときは「にじみ」に注意!
赤白帽への名前付けは、帽子の生地やあらかじめ縫い付けられた名前ラベルに、マジックなどで直接名前を書く人も多いです。
一番手軽な方法ではありますが、布に直接名前を書くとにじみやすいという問題があります。
名前を書くスペースの大きさによっては、名前を書いた文字がつぶれてしまって読み取りにくくなってしまうことも・・・
にじまない名前の書き方は?
マジックで布に名前を手書きするときににじんでしまうのは、布の繊維と繊維の間にインクが染みこんでしまうことが原因です。
これを防ぐための方法としては、以下のようなものが挙げられます。
方法①布用ペンを使用する
「布用」として販売されている専用のサインペンを使用するのは、にじみを抑えるもっとも手軽な方法です。
布用ペンは、インクに樹脂などを配合することで一般的なペンのインクより粘性を高めてあります。
粘り気が強いので、繊維と繊維の間にインクが染み込みにくく、にじまず書けるというわけです。
方法②水で湿らせてから書く
油性ペンは、水で流れないように水となじまない(水に溶けにくい)インクが使われています。
この性質を利用して、にじませにくくする方法です。
やり方は手軽で、霧吹きで赤白帽を軽く湿らせてから油性ペンで名前を書くだけ。
繊維と繊維の間に水を含ませた状態にしてから名前を書くことで、にじみにくくなるのです。
方法③ヘアスプレーをかけてから書く
髪をセットするタイプのヘアスプレーも、布にマジックで名前を書くときににじみにくくする便利アイテムの一つです。
ヘアスプレーは髪を一本ずつコーティングするような成分でできているので、布にスプレーすると繊維の一本一本がコーティングされ、隙間が少なくなります。
結果として、繊維と繊維の間にインクが染みこみにくく、名前がにじみにくくなります。
アイロンで名前をつけるときは赤白帽の素材に注意
赤白帽にマジックで直接名前を書くのはにじみやすいので、名前ラベルをつける方も多いですね。
今はアイロン接着できる名前ラベルなども多いので、こうしたものを利用したいと思っている方も多いでしょう。
赤白帽にアイロン接着タイプの名前ラベルを使う場合も、注意した方がよいポイントがあります。
洗濯表示を確認してから!
縫い付け不要、アイロンを当てるだけで接着できるタイプの名前ラベルはとても便利。
でも、赤白帽の素材によってはアイロンでテカテカになってしまったり、色落ちしたりする可能性があります。
せっかく入学準備で購入したばかりの新しい赤白帽の見た目が、テカリや色落ちで使い古しみたいになってしまったらがっかりですよね…!
そんなことにならないよう、まずは洗濯表示を確認しましょう。
アイロン不可マークのものには使わないのが無難!
アイロンマークに×が付いている場合、メーカーが「アイロン使用不可」としている商品です。
このような場合、アイロンで接着するタイプの名前ラベルは使わない方が無難です。
今の赤白帽はポリエステル100%素材で「アイロン不可」表示のものも多いからしっかり確認しようね!
アイロンOKでも適正温度に注目!
アイロン使用可能な商品の場合、アイロンマークに「低温」「中温」など適正温度が記されているはずです。
適した温度より高温のアイロンをあてると、アイロンOKの生地でもテカリなどが起きてしまうことがあるので注意してください。
コットン素材の赤白帽なら高温OKですが、ポリエステル素材の場合は中温が適している場合が多いです。
アイロン接着のラベルを付ける場合は、ラベルにも使用に適した温度が決められていることがあります。
使用法をきちんと確認して、正しい方法で使うようにしましょう。
赤白帽に名前ラベルを縫い付けるときは糸の色に注意
縫い付けるタイプの名前ラベルなら、赤白帽の生地を選ばずに名前付けをすることができます。
縫い付ける場合のポイントは、縫い付け方と使う糸の色選びです。
赤白帽の名前付けに適した糸と縫い方は?
名前ラベルを縫い付ける場合、表側の縫い目が目立たない縫い方をするのが基本。
手縫いするなら、たてまつり縫いなどが適しています。
糸は生地の色と近いものを選ぶのが基本ですが、赤白帽は表と裏で色が違うので注意が必要ですね。
裏面に縫い目が出ない縫い方にするか、裏面に合わせた色の糸で縫うのがおすすめ。赤い面に白いラベルを使って、白い糸で縫うなどがきれいな仕上がりになりやすいです。
赤白帽の名前付けにおすすめのグッズは?
赤白帽の名前付けの注意点、意外といろいろあってどの方法がいいか迷ってしまった方もいるかもしれませんね。
うーん! 手書きはにじみが、アイロンはテカリが心配・・・。でも、上手に縫い付ける自信もないよぉ・・・
えへへ、実はねぇ、手書きもアイロンも縫い付けも不要な便利グッズがあるんだよ~!
えっ、それ使ってみたいかも! 教えて教えてー!!
というわけで、お名前シール製作所の商品ラインナップから、赤白帽の名前つけにぴったりなおすすめグッズをご紹介します♪
タグ用お名前シール《アイロン不要》
アイロン不要でぎゅっと貼り付けるだけのお手軽&便利なお名前シールです。
名前記入用のラベルなどに貼り付ければ、赤白帽の名前付けにもぴったり。
防水ラミネート加工で、繰り返しの洗濯や乾燥でも剥がれたり色落ちしたりしづらいのがうれしいですね。
「タグ用」と書いてありますが、文具など衣類以外の名前付けにも便利に使えます。
【シャチハタ お名前スタンプ】どこでももちものスタンプ
連続してスタンプできるシャチハタタイプのお名前スタンプです。
油性インクで布にもスタンプOKなので、赤白帽などの持ち物への名前付けに便利です。
布以外にも紙やプラスチック、金属などにもスタンプできるので、入学準備のたくさんの名前付けに大活躍してくれますよ♪
赤白帽にもきれいにしっかり名前付けしましょう♪
赤白帽に名前付けをする場合、どこにどのような方法でつけるとよいのかや、名前付けをする際の注意点、名前付けに便利なお名前グッズなどをご紹介しました。
赤白帽はクラスのみんなが同じようなものを持っていて、同じタイミングで使用するもの。
低学年のころなどは特に、うっかりお友達のものと間違えて持ち帰ってしまうなど、取り違えが起こりやすい学用品の一つです。
わかりやすく名前付けがされていれば、使う本人はもちろん、お友達や先生、保護者の方なども一目で誰のものなのか確認できて安心です。
紛失やトラブルを未然に防ぐためにも、赤白帽にもしっかりと見やすく名前付けしてあげてくださいね。
横浜国立大学教育学部卒業、ライター歴20年のフリーライター&エディター。
企業ライター・編集者として約19年勤務した後、2020年よりフリーランスとして活動しています。
お名前グッズの使い勝手や品質については、しっかり確認! 実際に使ってみたうえでの正直な感想を書くよう心がけています。
私生活ではかわいいものと気の利いたもの、おいしいものが大好きな新米主婦。日々の暮らしを楽しくスマートに過ごすべく試行錯誤中♪