今年からお名前シール製作所に仲間入りしたお名前スタンプ。既に大好評をいただいており、本当にありがとうございます。
今回は、そのお名前スタンプ商品企画の裏側をご紹介したいと思います。
- 商品ページで紹介しきれないこだわりポイント
- 他店舗のスタンプを購入してみた感想
- 実際にテスト使用してみた結果など
商品企画スタッフだからお伝えできる、お名前スタンプのよいところやわるいところを率直にお伝えしていきますので、参考になればと思います。
もくじ
なぜ、お名前スタンプなのか?
もともとお名前シール製作所はその名の通りシール屋さん。
「お名前シール屋さんなのに何でスタンプもあるの?」
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実はお名前スタンプの企画は以前から「いつか商品化したい 」 と思っていました。
きっかけは当店のママスタッフが発した、「お名前スタンプがよい!!」という声でした。
どうして名前スタンプにたどり着いたのか、どう便利なのかを深堀りしてみました。
布製品の名前付け、どんな方法が一番いいの?
布製品の名前付けは手間、耐久性、美しさのどれを取るかみたいなところがあると思います。
お話しを聞いたママスタッフは、お名前スタンプを買うまでは、油性ペンで手書きやアイロンシールを使っていたそうです。
それぞれのよさについても聞いてみました。
油性ペン
手軽さは一番だが、滲むし、何より自分の字が汚くてテンションがさがる。
学生時代に自分の字の汚さにがっかりした記憶がよみがえりますね。
アイロンシール
見た目のかわいさはやはり一番。
やり始めると意外と簡単だが、アイロンを出してきて始めるまでが面倒う。
また、子供が起きている横では危ないからできない。素材やアイテムの相性があるといったことも悩み。
伸縮性が高い生地や靴下のように摩擦の激しい物は特に長持ちさせるのが難しいんですよね。
たどり着いたお名前スタンプ
そうしてついにたどりついたお名前スタンプ。
メインの用途は洋服や布製品とのこと。
油性マジックで手書きしていたものにポンポン押すだけ。簡単、スピーディーで洗っても落ちない。
また、お出かけ前に「名前を書くのを忘れていた!」という時もすぐに使えて便利なのだとか。
今では肌着などはリボン柄のアイロンシールを付けて「リボンが前だよ」とお着替え練習の目印に。
さっと名前を付けたいものには、スタンプを併用しているそうです。
いざ商品開発スタート!
そんなこんなですっかりお名前スタンプの良さを教わり、商品開発へ乗り出すことに。
せっかくだから可愛いオリジナルキャラクターでスタンプを作りたい。
シールとお揃いで使えたらすごく可愛いよね、なんて想像しつつスタートしました。
色々なスタンプを比較してみた
まずは自分でもお名前スタンプを体験してみようと、市場に出回るスタンプの調査から開始しました。
人気のありそうなお店の商品をいくつかお取り寄せし試してみることに。
《A店》
・利益はあるのかしら?と思うくらい安かった。
・ はんこの本数、スタンプ台、付属品までセット内容がとっても充実。
・ 収納ボックスはプラスチックのお薬箱のようなケース(お名前のシール付き)
・ 発送は宅急便
・ 梱包は大きなプチプチでくるんで段ボール箱に入っていた。ちょっと過剰包装では?と思うくらいに丁寧。
・ お店の方からの手書きの一筆箋のお手紙つき。毎回手書きしているのかと想像すると涙が出そうです。
≪B店≫
・お値段はA店より少し高め
・はんこの本数、スタンプ台、付属品などA店に近いセット内容
・スタンプ台の2個目はアイロンが必要な小さいスタンプ台
・収納BOXは紙製の組み立て式。選べるかわいいイラストがプリント。
・発送はメール便
・梱包方法は茶封筒に直接輪ゴムで巻かれたハンコがそのまま入っており、開けた瞬間ちょっとびっくり。プレゼントにはちょっと使いづらいという印象。
≪C店≫
・B店よりさらに少し高め。
・セット内容はA店同様で、スタンプ台のカラーやイラストスタンプが選べた。
・収納BOXは100均でよく目にするプラスチックのハガキケースにお店のシールが貼られていた。
・発送は宅急便コンパクト。
・梱包方法は柄つきの段ボールにピッタリ動かないよう固定され入っていた。
・説明書などがわかりやすかった。
3店舗を比較して気づいた点
同じスタンプでもお店によって内容などに差があるのがわかります。
3店舗を比較して以下のようなことがわかりました。
- 押し心地はさほど大差ない
- 細目のフォントの方が潰れにくいが、名前の存在感は薄めなので好みの別れるところ。
- ハンコが輪ゴムでぐるぐる巻きにされて届く。
- 封筒に直接ゴム印が入っているのは少し雑な印象に見え、輸送時の破損も心配。
- 収納BOXはあるとうれしいが、可愛くない箱ならなくてもいい。
特にやっかいだったのが輪ゴム。
何も気を付けずにうっかりはずすと実は危険です。
ぐるぐる巻きにされた輪ゴムを取ろうとした瞬間、台木とゴムの隙間に引っ掛かりゴム部分が危うくはずれるところでした(汗)
小さなハンコはゴム部分と台木の設置面積が少なくデリケートです。
ゴムのない側からはずさなければいけなかったんですね。
本当に必要なスタンプはどれ?
いろいろなスタンプを比較してみた感想としてもう一つ思ったのが、
「この微妙なサイズ違いは、使い分けられるのか?」
自分がもし一度にたくさんのものにお名前付けをする場合、
おそらく毎回「押すものとハンコのサイズがぴったりか」なんて確認しません。
絶対しないです! だって面倒!
汚れたハンコをインクが付かないように一度置いて、違うサイズを手に取って・・・ って、できる気がしません!
ある程度ちゃんと読めればいいのでは?と思いました。洋服などのタグサイズはだいたい決まっているし、そんなに微妙なサイズ違いはいらないはず!という結論に。
というわけでお名前シール製作所のスタンプセットは、本当に必要で使えるサイズを厳選することにしました。
後編へつづく
今回は、なぜスタンプなの?というところから、ハンコの内容を検討したところまでをお伝えしました。
後編では、実際に工場に依頼したサンプルが届きます。
いろいろな実験結果や、注文時のお役立ち情報などお届けしたいと思いますので、ぜひ後編もご覧くださいね。